どうも雪ねこです。
XMではスワップポイントを狙いのトレードをしている人が多くいます。
この記事ではスワップポイントとは何なのか、スワップで実際に稼ぐことはできるのかについて初心者にもわかるように解説しています。
FXをやるならスワップポイントは必ず知っておくべきですので、しっかり理解して今後のトレードに活かしましょう^^
- 目次 -
スワップポイントとは

まずスワップポイントの基礎について理解しておきましょう。
【スワップポイント】
通貨を取引してポジションを保有している状態で朝6時を迎えると発生する金利のこと。金利の利率はポジションの方向や通貨ペアによって異なる
これだけだとあまりイメージできないかと思いますが簡単に説明すると
特定の通貨のポジションを保有していると、ポジションの大きさに応じて毎日一定の金利が貰えるor支払うというシステムになります。
【例】
JPY/USDのスワップが+2.0%の時
JPY/USDのロングポジションを持っていると毎日2.0%の金利を受け取ることができ、ショートポジションを持っていると2.0%支払います。
つまりポジションを持ったまま日をまたぐと、手数料を貰えるもしくは支払うことになると覚えておきましょう。
スワップポイントを利用したトレードでは、このスワップ手数料を受け取ることを利用して利益を上げる投資法のことを言います。
スワップトレードの特徴
メリットについて
- 毎日金利を受け取ることができる
- 頻繁にトレードをする必要がない
スワップポイントを利用した取引のメリットは何と言ってもポジションを保有しているだけで毎日金利を受け取ることができる点です。
ポジションを持った後は理論上、放置をしておくだけで資産が増えて行く仕組みです。
ですので頻繁に通貨の売買をする必要がなく、難しいことは考えずにトレードにかける時間を節約することが可能です。
デメリットについて
- ポジションを動かすことができない
- 含み損になった時、精神的に辛い
スワップの金利を受け取る為には、常にポジションを持ち続けておく必要があります。
このため一度持ったポジションは基本的に動かせず放置する形となります。
また、相場の価格は常に動いていますので、もし持っているポジションが大幅に含み損になってしまった時が精神的にかなり辛いです。
毎日金利をコツコツ受け取る為にポジションを持っているのに、そのポジションのせいで資産が減ってしまっては元も子も無いわけです。
受け取りタイミングは朝6時
スワップポイントはポジションを持ったまま日をまたぐと貰えると表現しましたが、厳密には日本時間で朝6時にポジションを持っていれば適用されます。
ですので、AM05:55にポジションを持ったとしても、6時になったスワップ金利を受け取ることができます。
また、木曜日の取引終了時には土日分の金利を一気に受け取れる為、3日分のスワップ金利が反映されることになります。
こうしたタイミングを狙ってスワップトレードをする人もいますので、是非活用してみてください。
スワップトレードのコツ
スワップの金利差を利用したこのトレード方法は、かなり長期的に先を見越して利益を狙う投資法になります。
ですのでポジションの含み益や含み損が動いたくらいで一喜一憂せずに、鉄の意志でポジションを持ち続けることが重要になってきます。
「ただポジションを持ち続けるだけ」なのですが、ほとんどの人はこれが出来ません。
なぜなら通貨の価格が動いてポジションが大幅にプラスになった時は「もうスワップで稼ぐ必要はないな」と考えてさっさと利確してしまうからです。
逆に含み損が大きくなった時は怖くなって損切りをしてしまう人が多いです。
スワップトレードは金利で儲けることを目的としていますので、ロスカットされないだけの証拠金を用意して、あとはひたすらポジションを持ち続けることが大切なのです。
もちろん価格がどんどん予想と逆方向に動きすぎた時は損切りをする勇気も必要です。スワップトレードはここらへんの押し引きが非常に難しいです^^;
XMのスワップポイント確認・計算方法

上記リンクから公式サイトのスワップ一覧へ移行できます。
スワップポイントは通貨ペアによって異なり、日々変動しますので注意が必要です。
スワップの計算方法
例えば上図のAUD/JPYのロングスワップ1.44の場合は、1ロットのロングポジションを持った時に1.44AUD受け取れるという意味です。
なので1.44にこの時のAUD/JPYの価格80円を掛けて1.44×80=115.2円になります。
よってAUD/JPYを1ロット持って日をまたぐと1日あたり115.2円の金利を受け取れるということになります。
XMにはスワップの計算機能がある

上記リンクからXM公式サイトのスワップ計算ツールを利用できます。
スワップを知りたい通貨ペアと口座タイプ・ロット数を入力するだけで、1日あたりのスワップ金利を一瞬で表示してくれるツールです。
上図の場合はUSD/MXNを3ロット分ショートポジションを持った場合、毎日スワップ金利として2659円受け取れるということになりますね。
XMでスワップトレードはやるべき?
ここまで読んでスワップポイントが何かは理解できたかと思います。
ではXMで実際にスワップトレードをやって儲かるのか?
結論から言うとXMはスワップトレードに向いていません。
XMは短期トレード向き
スワップトレードは毎日コツコツ金利を受け取りますので長期的にポジションを持つことになります。
またスワップで稼ごうと思ったらそこそこ大きなロットのポジションを持つ必要があり、大きな損失になってしまう可能性もあります。
XMは最大レバレッジ888倍で少ない証拠金で大きなトレードができる短期トレードが最大のウリですので、長期投資にはあまり向きません。
XMのスワップポイントは比較的安い
スワップ金利は各業者が設定しており、XMの場合スワップ金利が安い部類にあたります。
スワップトレードをメインにして稼いでいこうと思うなら、少しでもスワップの高いFXブローカーでやるべきでしょう。
XMでは短期トレードでしっかりと利益を上げていく方法が最適と言えます。
スワップポイントは投資家側が不利
スワップ金利はロングポジションかショートポジションかで、金利を受け取れるか支払うかが決定します。
しかしXM公式サイトのスワップ一覧表を見るとわかりますが、スワップ金利はプラス側よりもマイナス側のほうが遥かに大きいです。
これはスワップの一部をブローカー側が手数料として受け取って利益を得ているからです。
さらに特定の通貨に関してはロングもショートもどちらとも金利を支払う(スワップが両方マイナス)の通貨ペアが存在します。
基本的にスワップ金利は投資家に対して不利に働くように設定してある為、これを狙ってポジションを持つのは得策とは言えません。
もちろん通貨ペアによってはスワップ金利が大きくプラスの通貨もありますが、そのような通貨ほど大口の投資家が価格操作を仕掛けてくる傾向にあり、大怪我をしやすいです。
スワップポイントまとめ
- ポジションを持ったまま朝6時を迎えると適用される金利
- 長期投資になる
- 通貨によってスワップ金利が異なる
- XMはスワップよりも短期トレード向き
スワップポイントを狙うのはFXでは有名な手法の1つですが、決して簡単に儲かるというわけではないので注意してください。
過去にかなり大きな金利だったトルコリラという通貨ペアにおいて、スワップ目的でポジションを入れた日本人が大勢大損した事件もありました。
個人的にはあまりスワップは狙わず、短期トレードの正攻法で利益を積み重ねていく手法をお勧めします。

